新年のご挨拶

旧年中は格別のご愛顧を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

昨年で創立80周年を迎えた三ッ輪産業株式会社とグループ会社のホールディングスカンパニーとしての設立から1年余りが経つ中、新型コロナウィルスの感染拡大による甚大な負のインパクトの発生や、脱炭素への社会的要求が大幅に前倒しされた事によるエネルギーに求められる要件の急速な変化といった未曾有の状況においても、我々のコーポレートアイデンティティである「新たな価値を創造し続ける」の体現として、様々な挑戦を行ってまいりました。

特に、昨年10月26日に内閣より発せられた「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする」目標は、あらゆる産業に変革の前倒しを求めるものですが、当社は成長の好機と捉え、既に、昨年11月に「カーボンニュートラル」対応の実質CO2フリーの電気「グリーンプラン 」、続く12月には日本初の実質CO2フリーのLPガスプラン「みつばちガス&電気グリーンプラン」の提供を開始しております。

また、今後各産業で“データ”が重要な事業資源となる中で、そのデータ活用のための基盤技術となる「ブロックチェーン」の商用利用に向けた取り組みに着手。異業種企業間でデータの相互補完を通じてお客さまに新たな価値を提供するための企業間情報連携推進コンソーシアム「NEXCHAIN」へ参画致しました。

更には、当グループの電力事業会社イーネットワークシステムズで『不動産tech×エネルギー』という新領域における不動産管理会社向けテクノロジーソリューション「CLS(クラス)」のリリースを行なうなど、環境激変下でも時代の流れに合わせて成長できる企業グループを目指しての取り組みは多岐に渡ります。

まだまだ国内経済の先行不透明な状況は続きますが、社会不安がある時だからこそ「新たな価値の創造」に挑み続け、「ヒトのちから」と「テクノロジーのちから」を掛け合わせることで、これまで以上の質と量で地域社会と顧客の皆さまに喜んでいただける商材・サービスを提供できるよう、グループ一丸となって挑む1年にしてまいります。

今後とも一層のご支援、ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

三ッ輪ホールディングス株式会社 代表取締役社長 尾日向 竹信