地域課題の解決を持続的に支える新たな形の電力事業
「SOCIAL ENERGY」の提供開始

電力のOEM販売プラットフォームを展開する株式会社イーネットワークシステムズ(本社:東京都新宿区、代表取締役:及川 浩、以下「ENS」)は、株式会社Next Commons Lab(代表取締役:林 篤志、以下「NCL」)とエネルギーに関する業務提携を締結し、地域の自律的な活動を支えるエネルギー 「SOCIAL ENERGY」の提供を開始いたしました。

また、SOCIAL ENERGYのプラットフォーム上で電力販売を行うサービスの第一弾として、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(代表理事:阿部勝太、以下「フィッシャーマン・ジャパン」)によるフィッシャーマン電力の一般申し込みおよび、地域プレイヤー向けのSOCIAL ENERGY説明会の受付を本日より開始したことを併せてお知らせいたします。

■SOCIAL ENERGYとは

SOCIAL ENERGY 公式サイトURL:https://socialenergy.jp/

SOCIAL ENERGYは「地域の自律的な活動を支えるエネルギー」をコンセプトとし、地域のために活動している地域プレイヤー(企業や団体)が電力の販売を通じて収益を得るとともに、収益の一部が地域活動のために還元されるプラットフォームサービスです。

(SOCIAL ENERGYを通じて電力販売ができるプレイヤーは、SOCIAL ENERGYを共同運営するNCLが承認をした「地域のための活動をしている法人」のみとなります。)

電気を利用する生活者や法人にとっては、電気契約を切り替えるだけで、手軽に、継続的に、経済的に、地域のために活動している人たちやコミュニティに“エネルギー”を届けることができます。

また、CO2フリー※1で環境にやさしく、供給も安定していて、地域の電力会社の通常プランよりも電気料金が安い電力プランとなります。

「地域」「環境」「財布」に優しい新たな電力販売プラットフォームとして、地域の持続的な活動に寄与してまいります。

※1 CO2フリーではないプランも選択可能です

■ENSとNCLの業務提携の背景

「くらしのプラットフォーム事業者」を掲げ、これまでも地域支援型の電力プラン※2やグリーンプラン※3の開発、販売に注力してきたENSと、全国各地の自治体と協働し、その地域の資源や課題をもとにプロジェクトを多数展開してきたNCLの両社は、地域が自律的かつ持続可能な活動をするためには以下2つの考えが重要であるという共通の課題認識を抱いていました。

・地域のお金を地域の中で循環させること
・循環させたお金が地域のために使われること

その中で暮らしの根幹となるエネルギー領域に着目してみると、地域で使われている電気料金は、その地域で生み出されるお金の約5%~10%※4にのぼる地域があるにもかかわらず、そのお金が地域外へと流出している実態があり、大きな歪が生じていることが本質的な課題であると考え、両社の持つノウハウやアセットを活用した課題解決施策として今回の電力プラットフォーム事業の業務提携に至りました。

※2 地域貢献型電力プロジェクト一例
※3 CO₂フリーグリーンプラン
※4 環境省「地域経済循環分析データベース2013年(2018年改定)版」より

<SOCIAL ENERGYに関するENSとNCLの対談記事はこちら>

■フィッシャーマン電力とは

一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンは、SOCIAL ENERGYのプラットフォーム上で「フィッシャーマン電力」というブランドで電力販売事業を開始します。フィッシャーマン電力とは、「人と海の幸せな関係をつくる」ことをコンセプトとし、電力販売事業を通じて得た収益を水産業の課題解決に役立ててまいります。


<収益還元を予定している取り組み>

・水産業の担い手を増やし育てる
・若者が水産業に関わる機会を創出する
・海の環境を守る

まずは、フィッシャーマン・ジャパンの事業を通じて取引のある水産加工業者様や水産業関係者の個人のお客様に対し、電気の販売を推進して参ります。

〇フィッシャーマン電力の特徴

・水産業の未来へ貢献
・CO2フリーの電力が選べる
・電気料金が安くなる(電気の市場動向に伴いお客様向けの料金が上がることはありません)

〇フィッシャーマン電力の対象者

・日本全国(沖縄、離島を除く)

〇運営体制

・丸紅グループの電力会社である丸紅新電力から電気を調達しており、インフラ事業として安定供給を 重視した運営をしております。
・停電等の緊急時には24時間365日体制でのコールセンターを保有しており、今まで以上の安心を提供することが可能です。

〇手数料

・申込手数料、解約手数料共に無料

〇お客様への供給

・小売電気事業者である株式会社イーネットワークシステムズ(A0067)が供給します。

〇申込方法

・WEBページの申込フォームより申込

・URL:https://socialenergy.jp/project/fishermanjapan/

■フィッシャーマン・ジャパン 松本裕也氏コメント

電気を選ぶことで、地域の企業にとってはコストカットにつながり、私達のような団体にとっては、持続可能な地域を作るための活動の資金につながる。双方にとってメリットしかない取り組みで、地域をちょっと良い方に変化させられる事業をうかがって、参加しない理由はありませんでした。フィッシャーマン電力を選んでいただいた方の期待に応えられるよう、水産業の未来をつくる取り組みを推進していきます。

■今後の展開

地域のために地域で活動するプレイヤーで、SOCIAL ENERGYのプラットフォームを通じてエネルギー販売を志向される多くの法人を通じて地域に新しいエネルギーをもたらす活動を進めて参ります。
直近では、NCLの思想に賛同する日本各地に広がる地域プレイヤーや関係者に対する説明会を通じて、フィッシャーマン電力と同様の取組を広げていきたいと考えております。

※2021年3月30日(火)13:00より、地域プレイヤー向けに「SOCIAL ENERGY」オンライン説明会を実施いたします。
参加をご希望の方は、以下URLよりお申し込みください。

URL:http://socialenergy.jp/seminar/

プレスリリースはこちら

お問い合わせ:三ッ輪ホールディングス 広報/加藤(e-katou@mitsuwagroup.co.jp)